いちにのアクセス解析 ユーザーマニュアル【アクセス解析に関するうんちく】

 

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いちにのアクセス解析

アクセス解析に関するうんちく

アクセス解析の重要性をご存じでしょうか? アクセス解析をしないということは、ホームページに来た顧客をほったらかしにしてしまうということです。顧客の残す足跡を、注意深く見てみましょう。さまざまなヒントが隠されています。

ホームページが抱えている問題

ホームページの運用にあたり、さまざまな問題に頭を悩ませている方がたくさんいます。分かりやすいところでは、

・商品が売れない
・問い合わせがない
・アクセス数が増えない

といったところでしょうか。いずれも、ホームページが営業マンとして肩代わりしてくれる‥‥そう期待されていたことです。こうした問題が発生した時に、どのような行動を取るべきでしょうか。いたずらにデザインを変更したり、とにかく更新してみたりしていませんか。安心してください。あせって時間を無駄にする前に、まだやるべきことが残されています

あなたがスーパーの店長だとしたら

もしあなたが売上が上がらないスーパーの店長だとしたら、どうするでしょうか。例えば、1日に100人のお客さんが来ているのに、商品は一向に売れる気配がない‥‥。あなたはいても立ってもいられずに店頭に立ち、お客さんの行動を観察をするはずです。

 ・年配の女性が入ってきたな
 ・入口から食料品コーナーへ進んだ
 ・何か商品を探しているようだ
 ・見つけられずに店を出ていってしまった!

この場合、「何を探しているのか」を聞き、「商品の陳列をより分かりやすくする」といった対策を講じることが改善への近道となるはずです。地道な作業を積み重ね、スーパーの売り上げは伸び始めました。

さらにあなたは、チラシを配布することを思い立ちます。チラシを持ってきた人は10%割引サービスをすることにしました。すると、チラシを持った人たちがこぞってやってきました。近隣に1万枚のチラシを配布し、持参した人の数は500人でした。

あなたはお店にいた女性から話しかけられます。「最近、このスーパーが明るい雰囲気でいいって山本さんの奥さんに聞いてきたのよ」。どうやら、口コミで評判が広まっているようです。

かくしてあなたのスーパーは、地域売上ナンバーワン店へと歩み始めました‥‥。

なんでスーパーの話なのか? と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの話をそっくりそのままホームページにあてはめることができるのです。

ホームページは店舗だ

店長の行動をまとめてみます。

 ・お客さんがどのような行動経路を辿ったか観察した
 ・チラシを配布し何人のお客さんがやってきたかを調べた
 ・お店が評判になっていることを聞いた

これをホームページに置き換えると、

 ・ホームページの訪問者がどのような順番で閲覧していったかを調べた
商品説明のページから立ち去りやすい。説明が分かりにくいのかな?

 ・メールマガジンに広告を載せどのくらいの効果があったかを調べた
1万部のメルマガに2万円で広告出稿し5,000円の商品に10件の申し込み。
購入に至ったのは0.1%で、売上は5万円だった。

 ・他のホームページからリンクされていることが分かった
同種のホームページにもリンクして貰えるように依頼しよう。

いかがでしょうか。リアルな世界でスーパーを運営するのと、バーチャルな世界でホームページを運営するのに大きな違いがないことが分かると思います。ホームページだからといって、特別なことに悩む必要はないのです

では、これらのことを調べるにはどうしたら良いのでしょうか? そうです、もうお分かりですね。アクセス解析です。

アクセス解析で分かること

基本的なデータとしては、下記のようなことか分かります。

・時間帯や曜日による訪問者数
・どのページが多く見られているか
・どのホームページからリンクしてきたか
・検索エンジンからどのようなキーワードで検索してきたか
・どのようなドメインから見に来ているか

無料のアクセス解析サービスやプログラムを利用すると、こうした基本的な情報を得ることができます。しかし、これらの情報だけではホームページをできる営業マンにすることはできません。ホームページ運営においてさらに必要になるのは、

・訪問者がどのような経路でホームページを見たのか
・どの広告がいつ誰にクリックされたのか

などとマーケティングを強化する機能です。これらの機能を十分に活用しようとすると当然有料のアクセス解析が必要になります。多くの方は、ここで二の足を踏んでしまうようです。まだそこまでの機能は必要ない‥‥、無料のもので自分には十分‥‥、と。

しかし、ここがホームページ運営における勝ち組と負け組を分ける最初のポイントだと言っても過言ではありません。自分の店舗のことを隅々まで知っているか否か、それは後々の成果に大きく影響します。例えば、訪問者の動向を追跡しなければ、いつまで経っても「ホームページの悪いところ」を見つけることができないかもしれないのです。

徹底的にアクセス解析するべし

ここまでお読み頂ければ、アクセス解析が、ホームページ運営における基本中の基本であることをご理解頂けたのではないかと思います。アクセス解析することは、ホームページを改善することに他ならないのです。アクセス解析をすることにより、自社の強みがより明確になり、的確な顧客へのアプローチが可能になります。ウチはこの分野、業種に強いという思いこみや想像だけでウェブサイトを構築・運営してしまうと、誰も来てくれない、見てくれないという思わぬ落とし穴に落ちてしまうことになります。独り善がりにならないよう目的を明確にして運用することが重要です。

ホームページが伸び悩んでいると感じているあなたは、いま何をすべきなのか。アクセス解析はその第一歩となります。

コラム「アクセス解析で未来を予測する」

アクセス解析が過去の成果を確認するためだけのツールだと思ったら大間違い。結果を踏まえ、将来に役立たせてこそ、アクセス解析をした意味があるというものです。アクセス解析をすると下記のようなことに役立ちます。

・どの企業が多く見に来ているか分かる
→営業先の候補として

・どんなキーワードで検索されているか分かる
→検索エンジン最適化

・ 問い合わせをしてきた人が見たページが分かる
→どの部分に関心を持っているかを調査し営業に役立たせる

・よく見られるページが分かった
→どうしてよく見られるのかを分析し他のページに活かす
→問い合わせしやすいようにする

すぐに結果が現れる対策もありますし、中には時間を要するものもあります。短期的な成果だけでなく、長期的な視点に立ってさまざまな対策を施すことが重要です。